1.9 - 詳細を追加する
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FormIt は、優れたマス作成ツールであり、優れたモデリング ツールでもあります。ガラスのボックスに対してドアとマリオンの形状を作成して、Farnsworth House に詳細を追加します。次に、いくつかの追加のツールについて説明し、新しいジオメトリ、レイヤ、マテリアルの追加およびグループ管理のプロセスを練習します。
直前のセクションを完了していない場合は、 FormIt Primer Part 1 Datasets から 1.9 - Adding Details.axm ファイルをダウンロードして開きます。
この演習では、2" のメタル フレームと、ガラスのボックスを囲むマリオンを作成します。作成したリオンを、ガラスのボックスと意図的に重ねます。
1 - Glass Walls という名前の新しいレイヤを作成し、グループ Glass Wall をそのレイヤに移動します。
2 - 見やすくするには、レイヤ Roof をオフにして、ガラスのボックス全体が表示されるようにします。
3 - 最初の窓枠の作成を開始します。
建物の西側で [長方形(R)] ツールを使用して、外部ガラス面の上に新しいサーフェスを直接描画します。サーフェスを必ずグループ Glass Walls の外側に作成してください。
新しく作成した面を選択して内側に 2" ドラッグします。[Esc] を押して、選択をクリアします。最終的な結果は下図のようになります。
作成した面をシングルクリックします。右クリックしてコンテキスト メニュー から [面をオフセット(OF)]
注: 新しい面を選択できない場合は、 [Spacebar] を押して選択できるオブジェクトを切り替えるか、レイヤ Glass Walls を一時的にオフにします。
4 - オフセット寸法を設定します。面の内側にマウスを動かし、2" と入力して新しい小さな長方形を作成します。
5 - 作成した内側の長方形をシングルクリックして選択します。もう一度クリックし、面を建物の内側方向に、消えるまでドラッグします。もう一度クリックして、フレーム ジオメトリからの中央の体積の削除を終了します。
6 - 作成したジオメトリをダブルクリックして選択し、グループ(G) にします。そのグループに「Mullion Frame – EW 」という名前を付けます。
7 - Mullion という名前のレイヤを作成し、この新しいグループをそのレイヤに配置します。
8 - フレームのマテリアルを設定します。
[マテリアル]パレット 内でマテリアル Metal - Brushed - Colorized を右クリックして [マテリアルを複製] を選択し、複製します。
編集するために新しいマテリアルのプレビュー タイルをダブルクリックしします。
名前を「Metal – Brushed – Gray 」に変更します。
マテリアルの色を変更します。[マップ] セクションで [色] タイルをクリックして、[Val] で明度を「150 」に変更してグレーを暗くします。
9 - [OK] をクリックして新しいマテリアルに対するこれらの変更を保存し、グループ Mullion Frame – EW をペイントします。この操作で、グループの [プロパティ]パレット は下図に示す内容と同じになるはずです。
10 - クイック コピー 、配列 、または鏡像化 のいずれかのツールを使用して、東側にフレームの新しいインスタンスを作成します。
11 - ガラスのボックスの北側と南側で、上記の手順を繰り返します。新しいグループに「Mullion Frame – NS 」という名前を付けます。ペイントして、レイヤ Mullion に配置するのを忘れないでください。
注: マリオン フレームは、コーナーで互いに重なっています。これは意図的に行われています。上の結果は、レイヤ Glass Wall および Column をオフにした状態のマリオン フレーム ジオメトリを示しています。
マリオンを作成する
1 - 建物の南側または北側の外部ガラス面の平面で、マリオン フレームの下部と上部の間に 2" x 10'-10" の長方形(R) を描画します。長方形をフレームに沿った正確な位置にする必要はありません。次の手順で、適切な位置に移動します。
2 - 長方形を後方に 2" 押し出し、グループ(G) にして、そのグループに「Mullion – Vertical 」という名前を付けます。グループをレイヤ Mullion に配置し、マテリアル Metal – Brushed – Grey を使用してペイントします。
マリオンの位置を指定する
次に、最初のマリオンの位置を、中心が柱の 中点 上となるように設定します。
1 - レイヤ Column がオフの場合はオンにして、柱を再度表示します。[レイヤ]パレット を開いている場合は、レイヤ Lower Terrace と Plan Image もオフにすると、次の手順で操作しやすくなります。
2 - マリオンを新しい位置に移動します。
作成した垂直マリオンのグループをシングルクリックして選択します。[ズーム(Z)] で拡大し、赤色の三角形で示された、マリオン下部の外部エッジの中点 をクリックします**。**
ジオメトリを柱に向かって水平方向に移動します。[Shift] を押して移動を赤色の X 軸 方向にロックします。移動がロックされると、赤色の軸の線が太くなります。
柱の下部が見えるように縮小表示します。[Shift] を押したまま、柱の外側面の下部にある中点 をクリックします。マリオンは赤色の X 軸 方向にのみ移動し続けますが、先ほどクリックした中点 に位置合わせされます。
注: マリオンは柱のすぐ後ろにあります。レイヤ Column をオフにするか、 オービット(O) して、マリオンが表示されるようにします。
3 - [Esc] を押して [移動] ツールを終了します。
4 - [配列(AR)] または [クイック コピー] ツールを使用して、同じ側面に沿って 11' 間隔でさらに 4 つの垂直マリオンを作成します。配列ツール の使用方法については、前の章を参照してください。
5 - [Tab]キーを使用してすべての垂直 マリオンのグループを選択し、建物の反対側にコピーして、次の図のように、北 側のフレームと南 側のフレームのマリオン レイアウトが同じになるようにします。
1 - パース投影ビューを オービット(O) して、西のマリオン フレームの中心が表示されるようにします。
2 - マリオン フレームの作成と同様に、幅が 3'-6" のドア パネルを 2" x 2" のフレームで描画します。グループ(G) にして、グループ名: Curtain Wall Door 、レイヤ: Mullion 、マテリアル: Metal – Brushed – Grey に設定します。
3 - このグループをコピーして 2 つ目のドア フレームを作成し、次に示すように、グループ Mullion Frame – EW の中央に配置されるように移動します。
FormIt の高度なモデリング ツールである スイープ を使用して、Farnsworth House のコーニスを作成します。その他の高度なモデリングについては、 FormIt Primer パート 2「 2.2 - 高度なモデリング」の章 を参照してください。
スイープ を作成するには、まずスイープの「押し出し」に垂直なプロファイルを描画します。これを行うには、屋根ジオメトリをガイドとして使用します。
1 - レイヤ Roof をオンにし、そのコーナーの 1 つを拡大表示します。
2 - 屋根の垂直な側面の 1 つを基準として使用し、隣接する 2 つの長方形を描画します。1 つ目は高さ 6" で幅が 4 5/8"、2 つ目は 2" x 2" です。2 つの長方形を分割する線分を削除して、1 つの面を作成します。結果は次のようになります。
3 - スイープを作成します。
ジオメトリを選択していない状態で、標準ツールバー の [高度なモデリング ツール] ボタンをクリックし、 [スイープ(SW)] を選択します。
スイープの選択ウィザード が開き、 [スイープ プロファイルの面(またはエッジ)を選択します] というプロンプトが表示されます。作成したプロファイル面を選択します。
プロファイルを選択すると、 [スイープ パスの面(またはエッジ)を選択し、[終了]をクリックします] というプロンプトが表示されます。屋根の最上面を選択します。FormIt は選択した面の境界をスイープのパスとして自動的に使用し、スイープは屋根全体の周囲に作成されます。
注: 選択できない面がある場合は、 オービット(O) して面を少し見やすくしてから、もう一度試してください。あるいは、屋根の最上面ではなく屋根のすべてのエッジを選択して、スイープを完成させるという方法もあります。
4 - Roof - Cornice というグループを作成し、それをレイヤ Roof に追加して、マテリアル Metal – Brushed – Colorized を割り当てることによって、モデルを整理します。
5 - 仕上げを行うためにレイヤ Column をオンにすると、新しく作成したスイープが柱の上部と交差していることがわかります。これを解決するには、グループ Column Tall のいずれかを編集し、上面を下にドラッグしてコーニスの下端に位置合わせします。