1.8 - 配列を使用して柱を作成する
この演習では、詳細要素をスケッチして I 形の柱を作成します。次に、配列ツールを使用して、等間隔に複数のコピーをすばやく作成します。
直前のセクションを完了していない場合は、 FormIt Primer Part 1 Datasets から 1.8 – Create Columns with Array.axm ファイルをダウンロードして開きます。
柱のプロファイルをスケッチする
1 - 作図プロセスを容易にするために、次のように操作します。
[上面ビュー(VT)] に移動します。
ビュー モードを [正投影(VO)] に切り替えます。
レイヤ Main Building Floor および Roof をオフにします。これで、新しいジオメトリはこれらのレイヤ上の既存のジオメトリにスナップしなくなります。
読み込まれた平面図 のイメージの左上隅を拡大表示して、柱の詳細が表示されるようにします。
[グリッドにスナップ(SG)] 機能がオンになっている場合はオフにします。これで、詳細な線分を描画できるようになります。
柱を描画するには、まず半分を描画し、次に鏡像化して、対称的な残りの半分をすばやく作成します。
2 - I 形の最初の半分を作成するには、[線分(L)] ツールを使用し、指定した寸法で次のスケッチを作成します。ここでは、柱を平面図イメージ上の正確な位置に配置する必要はありません。
3 - 描画したシェイプを鏡像化します。
ダブルクリックして、描画したジオメトリのすべての面とエッジを選択します。
右クリックして [鏡像化(MI)] ツールを選択します。
[鏡像化]ウィジェット の中央のオレンジ色のグリップをクリックし、ジオメトリの左下隅に配置します。
ウィジェットで両方向矢印ボタンを下に動かして、鏡像化の軸を -90 度、時計回りに回転させます。
スペース内以外でシングルクリックするか、[Esc] を押して鏡像化プロセスを終了します。結果は、中央に線分がある I 形のプロファイルになるはずです。再度 [Esc] を押して、選択をクリアします。
注: 鏡像化ウィジェットを調整しているときに、ゴースト モードの青色のシェイプで最終的なジオメトリの位置と方向がプレビューされます。このプレビューを参考にして、ジオメトリを目的の位置に鏡像化できます。
4 - 両側を単一のジオメトリに結合するには、分割している線分をクリックして選択し、[Delete] を押して削除します。これで、2 つのサーフェスが単一のサーフェスに結合されました。
5 - ジオメトリを最終的な位置に移動します。
レイヤ Plan Image と Roof がオフの場合はオンにして、ガイドとして使用します。
柱のプロファイルをダブルクリックして、その面とすべての線分を選択します。緑色の Y 軸 に沿って選択を移動します。[Shift] を押しながらプロファイルを移動して屋根と位置合わせし、クリックして配置します。
前の手順と同様に、ジオメトリを再度移動します。今回は、ジオメトリを赤色の X 軸 にロックします。
クリックして、Plan Image に描画された I 形の上に配置します。次の図のようにすると、うまく近づけることができます。水平位置は完璧である必要はありません。
注: [Shift] キーを押すと、ジオメトリが 1 つの軸にのみ沿って移動するようにロックされます。この例では緑色の Y 軸 です。これで、柱のプロファイルが誤って上に移動して屋根平面の上部に位置合わせされることがなくなります。
柱を押し出して配列する
1 - 次の作図プロセスを容易にするために、ビュー モードを [パース投影(VP)] に戻し、オービット(O) して、北西から I 形のプロファイルを見ることができるようにカメラ位置を調整します。左下隅の方位記号がビューの配置に役立ちます。
注: スケッチ内をナビゲートする方法については、 「シーンをナビゲートする」 の章を参照することをお勧めします。
2 - 柱のプロファイル面を選択し、面を 17'-8" まで上に押し出します。
注: 柱のプロファイルを移動する際に、柱のプロファイルが屋根に位置合わせされている場合は、面を上ではなく 17'-8" だけ下に押し出します。
3 - 縮小表示し、レイヤ Roof がオフであればオンにします。柱の上端は屋根の上端と揃っている必要があります。
4 - モデルを整理するために、柱のジオメトリを再度選択して、次の操作を行います。
グループ(G) にして、名前を Column Tall に設定します。
新しいレイヤ を Column という名前で作成し、グループをそのレイヤに追加します。
マテリアル Metal - Brushed - Colorized を読み込み、グループをペイントします。
注 : グループ 、 レイヤ 、 マテリアル の詳細については、前の章を参照してください。
4 - [Esc] を押して、[ペイントブラシ]ツールを終了します。
柱を配列する
1 - [上面ビュー(VT)] に移動し、カメラ モードを再度 [正投影(VO)] に切り替えます。
2 - レイヤ Roof をオフにします。
3 - 配列処理を開始します。
柱のグループをシングルクリックして選択します。右クリックしてコンテキスト メニュー から [配列(AR)] を選択します。
[配列複写プロパティ] ダイアログで、次の設定を使用します。
コピー間の長さ
直線(既定)
各ソリッドをグループ化して配列に格納 (既定)
コピー数: 3
[OK] を押して、ダイアログを閉じます。
4 - 新しい要素を配置します。
柱をシングルクリックして、[配列] を開始します。赤色の X 軸 に沿ってカーソルを移動します。
寸法を 22' に設定します。これで、4 つの柱の間隔が 22' になりました。
[Esc] を押して選択をクリアします。
5 - Tall Column のすべてのグループを一度に選択するには、いずれかのグループにマウスを合わせて、[Tab] キーを一度押します。これで、4 つの柱の境界ボックスがすべてハイライト表示されます。マウスを合わせている柱をシングルクリックすると、それらがすべて選択されます。この方法は、同じグループのすべてのインスタンスを一度に簡単に選択できて便利です。
6 - もう一度 [配列(AR)] を実行して、建物の反対側に柱を作成します。今回は、建物の緑色の軸に沿って 1 つのコピーを作成します。寸法を 29'- 4 5/8"
注: 29' 4 5/8" = 8 5/8" (柱の奥行き) + 28'-8" (メインの建物の幅)
7 - 建物全体を表示するには、[3D ビュー(V3)] に移動し、[パース投影(VP)] に設定します。レイヤ Main Building Floor 、Roof 、Lower Terrace 、および Column がオフの場合はオンにします。
テラスの柱を作成する
メインの建物の柱を複製して、短いバージョンの柱をテラスに作成します。
1 - 作図しやすくするために、[正投影(VO)] および [上面ビュー(VT)] の設定に戻ることをお勧めします。
2 - 新しい柱を作成します。
[Ctrl] または [Shift] を押しながら、Lower Terrace Floor に最も近い 3 つの柱をクリックして選択します。
いずれかの柱をシングルクリックすると、選択した 3 つの柱すべてが一度に移動します。[Ctrl] キーを一度押すと、クイック コピー が作成されます。コピーのゴースト モードのプレビューが表示されます。
コピーを緑色の Y 軸 に沿って下に 23'-4 3/8" だけ移動します。[Esc] を押します。
選択解除せずに、コピーした柱を赤色の X 軸 に沿って 22' だけ移動して、最終的な位置に配置します。
再度、3 つの新しい柱を選択した状態で、コピーした柱の 1 つを右クリックし、[固有にする(MU)] を選択します。これらの柱は相互に関連付けられていますが、元の柱とは別物になっています。
注: [ Shift ]または [Ctrl] を押したままにすると、複数の要素を一度に選択したり、現在の選択から要素を削除できます。
3 - 新しい柱グループを修正します。
ダブルクリックして新しいグループのいずれかを編集し、名前を[Column Short]
新しい柱の高さを調整して、Lower Terrace Floor の上面(3'-2")に位置合わせします。これを行うには、柱の面を選択して青色の Z 軸 に沿って [Shift] を押したまま下にドラッグします。Lower Terrace Floor の上面の任意の場所にカーソルを合わせると、柱の高さが自動的に Lower Terrace に位置合わせされます。高さを設定したら、クリックして終了します。
注: [計測(ME)] ツールを使用して、短い柱の高さを確認できます。または、いずれかの柱の垂直エッジを選択し、 [プロパティ]パレット で長さを確認することもできます。
4 - 先ほど学習した技法を使用し、最も遠い場所にある短い柱を Lower Terrace Floor の反対側にコピーして残りの柱を作成します。
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