# 1.10 - Dynamo の計算グループ

*この章では、* [***Dynamo***](http://dynamobim.org) *の計算機能を活用して、OOTB Dynamo グラフ サンプルに関連付けられているフレキシブルなグループを配置し、修正します。*

*直前のセクションを完了していない場合は、* ***1.10 – Computational Groups with Dynamo.axm*** *を* ***FormIt Primer Part 1 Datasets** からダウンロードして開きます。*

*FormIt と Dynamo が連携した計算設計ワークフローについて詳しくは、* [***こちら***](http://formit.autodesk.com/page/formit-dynamo)*をご覧ください。*

## **下部テラス階段を作成する**

1 - **Lower Terrace (下部テラス)、Main Building Floor (メインの建物の床)** 、および **Plan Image (平面図イメージ)** の各レイヤがオンになっていることを確認します。これが、階段を追加する場所になります。

2 - OOTB Dynamo Samples のいずれかに関連付けられた階段グループを配置するには、次のように操作します。

1. パレット バーで **\[Dynamo]パレット** を開きます。**Dynamo Samples** フォルダにビルトインの Dynamo オブジェクトがいくつか表示されます。
2. その中の **Stairs** サンプルをクリックして、モデル空間に取り込みます。FormIt はバックグラウンドでグラフを実行し、このグラフから階段ジオメトリを生成します。
3. カーソルをキャンバス上に移動させ、階段がロードされると、階段ジオメトリのゴースト プレビューがマウスと一緒に動きます。カーソルをキャンバスのテラス付近に移動し、クリックして階段を配置します。**\[Esc]** を押して、選択をクリアします。階段を配置すると、**\[プロパティ]パレット** が自動的に開きます。

![](/files/DwZ8jBh4qHlcoIkv0NsY)

***注:*** Dynamo グラフを含む[***ローカルフォルダをリンク***](https://formit.autodesk.com/page/formit-dynamo#dynamo-getting-started) *して、これらのサンプルと同様に、独自のローカル Dynamo グラフを実行することもできます。*

3 - 階段の寸法を更新するには、次のように操作します。

1. 階段グループを選択した状態で、 **\[プロパティ]パレット** の下部にある Dynamo の **\[INPUTS]** セクションで使用可能な入力項目を次のように修正します。Dynamo スクリプトを使用して作成したほとんどのグループには、選択したときにそのプロパティに Dynamo セクションが含まれています。
   * Add Top Landing (上部踊り場を追加) = False
   * Add Middle Landing (中間の踊り場を追加) = False
   * Add Bottom Landing (下部踊り場を追加) = False
   * Floor-to-Floor Height (床から床の高さ) = 2.6
   * Stair Width (階段の幅) = 12
   * Riser Height (蹴上げ寸法) = 0.6
   * Tread Length (踏み面の長さ) = 1.25
   * Tread Overlap (踏み面オーバーラップ) = 0.25
   * Tread Thickness (踏み面の厚さ) = 0.25
   * Height Between Middle Landings (中間の踊り場間の高さ) = (中間の踊り場が作成されていないため関係ありません)
   * Middle Landing Length (中間の踊り場の長さ) = (中間の踊り場が作成されていないため関係ありません)
   * Top/Bottom Landing Length (上部/下部の踊り場の長さ) = (踊り場が作成されていないため関係ありません)
2. **Run** ボタンをクリックし、更新された入力値を使用して Dynamo スクリプトを再実行します。
3. グループを必要に応じて移動し、**平面図イメージ** に合わせて階段を正しい位置に配置します。移動するときには、階段グループの高さを変えないように注意してください。モデル要素を移動する際のコツとテクニックの詳細については、前の章を参照してください。

![](/files/6RZFFY9lLPNWrzVo9ECl)

***注:*** ***Floor-to-Floor Height*** *の入力値は、階段の合計の高さの近似値です。* ***Riser Height*** *は、実際に階段の高さを定義するパラメータです。この例では、* ***Floor-to-Floor Height*** *を 2.6' に設定していますが、最終的な階段の高さは 3.0' (0.6' (**蹴上げ寸法** ) x 5 (蹴上げの数))になります。地面から最上階のテラス間のスパンが 3'-2" であるため、残りの 2" は上部蹴上げに含まれます。*

## **メインの建物の階段を作成する**

*前の手順では、踊り場のない階段を作成しました。今度は、* ***メインの建物の床** に位置を合わせた、上部踊り場を使用する階段を作成します。*

1 - 先ほど作成した階段のコピーを作成します。

1. 既存の階段を選択し、**平面図イメージ** の任意の場所をクリックして、移動コマンドを開始します。これにより、FormIt は新しいコピーを配置する場所の開始基準の高さとして、**平面図イメージ** の高さを使用します。**\[Ctrl]** を押して、**クイック コピー** を作成します。
2. カーソルをテラス上のメインの建物近くに移動させます。テラス上面が新たな参照平面になっていることに注目してください。クリックしてグループを配置します。

![](/files/KlLOs6GpsrlgxbRXbC8F)

***注*** *:* ***平面図イメージ*** *は* ***地面レベル*** *の平面にあるため、* ***移動ツール*** *は開始地点の参照としてその平面を使用します。上の図の* ***\[面上]*** *ツールチップに注目してください。これは、平面図イメージの面が開始の参照として選択され、* ***下部テラスの床*** *の上面が終了の参照として選択されていることを示しています。*

2 - **\[固有にする(MU)]** ツールを使用して、この階段の Dynamo 入力を変更しても下の階段に影響しないようにします。必要に応じてグループを再配置し、最終的な位置に近づけます。後で微調整します。**Lower Terrace** レイヤの表示に切り替えて下の平面図を表示すると配置しやすくなりますが、ここでも、移動するときには新しい階段の高さを変えないよう注意してください。

3 - **\[プロパティ]パレット** で、次に示すように **Dynamo 入力** を更新し、スクリプトをもう一度実行します。

* Add Top Landing (上部踊り場を追加) = True
* Floor-to-Floor Height (床から床の高さ) = 2.333
* Riser Height (蹴上げ寸法) = 0.466
* Tread Length (踏み面の長さ) = 1.5
* Top/Bottom Landing Length (上部/下部の踊り場の長さ) = 2.5

![](/files/Ykx7VWORCpyKpJkF4kOg)

***注:*** ***Add Bottom Landing (下部踊り場を追加)*** *を* ***True*** *に設定してスクリプトを再実行する場合、下部踊り場の上面は* ***下部テラスの床** の上面に位置を合わせる必要があります。これは、前の階段とは異なり、* ***蹴上げ寸法*** *を調整して、* ***床から床の高さ*** *を目的の高さ(2'-4"、つまり 2.333')に一致させているためです。*

2 - グループを最終的な位置に再配置します。上部踊り場は、**メインの建物の床** と同じ高さでなければなりません。

3 - 階段を確定するには、床と一致するように **Stone - Travertine** マテリアルを階段に追加します。マテリアルの適用方法の詳細については、前の章を参照してください。


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