3D テキスト
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FormIt 2021 以降では、Dynamo が提供する 3D テキスト オブジェクトを生成および修正できます。編集が必要な場合、Dynamo を使用すると、テキストのフォント、サイズ、その他のプロパティをその場で編集できます。テキストを再生成して位置を変更する必要はありません。
FormIt for Windows の[Dynamo]パレットに移動し、Dynamo Samples フォルダを選択します。
3D Text サンプルをクリックします。
カーソルをキャンバスに移動すると、カーソル上に 3D テキストが表示されます。
配置する前に、ジオメトリにカーソルを合わせて 3D テキストの方向を変えることができます。たとえば、垂直面ではテキストを垂直に合わせることができます。[Tab]キーを押すと、方向を切り替えることもできます。
クリックして 3D テキストを配置します。このテキストは FormIt グループ内に生成されます。
配置後、3D テキストで使用可能なオプションを表示する[プロパティ]パレットが表示されます。
Dynamo を使用して 3D テキストを生成する方法のメリットは、編集が簡単で、テキストを現在の位置に保持できるため、すばやく反復できることです。
3D テキストの各種オプションは、3D Text グループを選択したときや、グループを編集するときに表示される[プロパティ]パレットで使用できます。
3D テキストを最初に配置すると、[プロパティ]パレットが自動的に表示されます。グループを選択して手動で[プロパティ]パレットに切り替えることも、またグループをダブルクリックして自動的に[プロパティ]パレットに切り替えることもできます。
3D テキスト ジオメトリとして表示するテキストを入力します。このフィールドでは、選択したフォントと位置合わせもプレビューされます。複数行にする場合は[Enter]/[Return]キーを押します。
3D テキストのフォントを選択します。このリストにはマシンで使用可能なフォントが表示され、新しいフォントを選択すると[Text]フィールドが更新されます。
フォントの中には複雑なジオメトリを持つものがあり、Dynamo を使用した生成に時間がかかることがあります。
グループのローカル座標系の原点を基準にしてテキストを移動させることができます。
左の場合、テキストはグループの原点から始まり、右に展開されます。
中心の場合、テキストは常にグループの原点を中心に配置されます。
右の場合、テキストはグループの原点で終了します。
文字の高さ。単位は FormItLengthString ノードに基づいており、任意の単位を使用できます。
FormItLengthString ノードで設定された単位によるテキストの 3D 押し出しの量です。3D テキストはソリッドであるため、この値をゼロにすることはできません。ただし、ゼロに非常に近い値を設定すると、押し出しは目立たなくなります。
トラッキングは、特定のフォントの文字間に存在する既定の間隔を調整する場合に便利です。FormItLengthString ノードで設定された単位を使用し、正または負の値を指定できます。たとえば、フィート単位での 0.25 は各文字間に 3" の間隔を追加します。逆に、-0.25 と指定すると、各文字が 3" 近くなります。
テキスト フィールドに複数の行がある場合、この値は各行間の間隔をコントロールします。FormItLengthString ノードで設定された単位を使用します。
True の場合、このオプションは文字の周囲を塗り潰し、そこから文字を除去して、素材からその文字が切り取られたかのような「反転」した文字を生成します。
[Invert Text]が True の場合にのみ適用されます。テキストを削除するソリッドに使用する、テキスト周辺の境界の幅を指定します。FormItLengthString ノードで設定された単位を使用します。
フォントのカーブは 3D テキストを使用してライン セグメントに変換されるため、この値は曲線の切り子面品質をコントロールします。
小さい数値を指定すると切り子面は粗く(セグメントは長く)なり、大きい数値を指定すると切り子面は細かく(セグメントは短く)なります。この値は、[基本設定]の FormIt の曲線およびサーフェスの切り子面設定よりも優先されます。
オプションを編集したら、[Run]ボタンをクリックしてベースとなる Dynamo グラフを実行し、新しい結果を生成します。パラメータを変更すると、このボタンは青に変わるため、最終的なジオメトリで更新内容を確認するためには、ボタンをクリックする必要があることが分かります。
このボタンをクリックすると、Dynamo グラフ エディタ環境が起動します。ベースとなる Dynamo グラフを表示し、編集して、パラメータをすばやく変更したり、ライブで更新を表示したり、ロジックを確認/調整できます。これは必須ではありませんが、トラブルシューティングや編集のスピードアップに役立ちます。詳細については、以下を参照してください。
3D Text オプションを繰り返し使用する場合は、Dynamo グラフ エディタを起動すると時間を短縮できる可能性があります。このエディタでは、パラメータを調整して変更をリアルタイムで確認できます。また、問題が発生した場合は、グラフのロジックを調べることもできます。
[プロパティ]パレットの[Edit Embedded Graph]ボタンをクリックすると、Dynamo グラフ エディタを起動できます。
3D Text はシーンの背後で Dynamo を使用し、Dynamo は ASM と呼ばれるモデリング カーネルを使用してそのジオメトリを生成し、FormIt に返します。
一部のフォントでは、「自己交差カーブ」や、ASM でエラーを引き起こす問題のあるジオメトリが作成されることがあります。
[3D Text]を実行しようとしたときにエラーが発生した場合、または文字が消えた場合は、[埋め込まれたグラフを編集]をクリックしてグラフの問題とエラーが発生している可能性のある場所を確認してください。
フォントの中には、適切なジオメトリに変換できない既知の問題を持つものもあります。Bahnschrift はその一例です。問題のある別のフォントが見つかった場合は、フォーラムでお知らせください。特定のフォントに関する問題を修正するために、オートデスクは最善を尽くします。