曲面 + サーフェス切り子面

FormIt は多面体モデリング システムであるため、円、円弧、スプラインなどの曲線は、一連の直線エッジまたはセグメントで表されます。同様に、円柱の壁やドームのような曲面は、境界エッジが非表示になっている一連の平面で構成されています。

既定では、FormIt は 40 個のエッジ(ファセット)を使用して円を表し、24 個のファセットを使用して円柱のような 3D の曲面オブジェクトを表します。ドームなどの複雑な表面の場合、24 という値は周囲の切り子面の数を設定し、その形の残りの部分の切り子面密度にも影響します。

FormIt for Windows v18 以降では、曲面とサーフェス切り子面の値をカスタマイズできます。

曲面の切子面の品質

曲面の切り子面品質を変更すると、FormIt で新しい円や円弧を描画するときや、プリミティブ形状を配置するときに使用される切り子面の数に影響します。たとえば、これを 64 に設定すると、64 辺の完全な円または 16 の切り子面の四半円円弧が作成されます。

この値は、SAT ファイルから読み込んだ円や円弧の品質や、Dynamo からジオメトリをベイク処理する際の品質にも影響します。この値は、新しいスケッチまたは現在のスケッチに対して設定できます。

既存の曲面の場合は、Rebuild Curve プラグインを使用して、新しい切り子面の数を持つ既存の円弧、または円を遡及的に再構築することもできます。

サーフェス切子面の品質

このグローバル設定を変更すると、SAT ファイルから読み込んだ 3D 曲面サーフェスや、Dynamo からベイク処理した 3D 曲面サーフェスの品質に影響します。

たとえば、これを 64 に設定して Dynamo から球をベイク処理すると、球の赤道の周囲に 64 面、さらに球の両極に向かう各リングに 64 の切り子面が使用されます。場合によっては FormIt のパフォーマンスに影響を与えることがあるため、高い値を使用する際は注意が必要です。高品質な結果が得られたら、メッシュに変換してパフォーマンスを向上させることができます。

Dynamo を使用して作業している場合は、切り子面品質を修正して[プロパティ]パレットの[グラフを実行]ボタンをクリックするだけで、パラメータを変更しなくても新しい切り子面の数を利用できます。

曲面の場合と同様に、新しいスケッチまたは現在のスケッチに対してのみ、サーフェス切り子面の品質を設定できます。

切り子面の値は現在のところ 4 の倍数に制限されているため、手動で数値を入力すると、最も近い倍数に丸められます。スライダと矢印を使用して、使用できる値を切り替えることができます。

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